最高!買わないと損、なベストコスメ2025:スキンケア後編
先週に引き続き、私的ベスコスの後編を綴る。
後半は特に、2025年に新発売したこれまでに無い全くの新しいアイテム!というよりも、一見するとリニューアル品が殆ど。だが中身を見ると、似たような容器であってもパワーアップというよりも大改良・大進化を遂げた名品が揃う。
私はどちらかというと、元よりプチプラ大好き人間ではあるものの、様々なコスメを分析する上でこれは投資してでも使いたいというデパコスに出会うことも最近では増えた。よって、ベスコススキンケア編の7つの内3つがデパコスになりました。この章の後半では安いか高いか云々ではなく、各コスメメーカーの技術力について愛を語るように称えたい。
買わなくていいもの。やらなくていいものでは、おすすめ!ばかりで溢れかえる美容情報の中で日々、取捨選択に手を焼く私たちが自分のお肌に本当に必要もの・不必要なものを棲み分け最終的に自分のお肌に合った化粧品に辿り着けるよう、自身の経験と成分知識を元に、逆に買わなくていいもの。やらなくていいこと・に焦点を当てた記事をお届けしています。
SNSよりもクローズドな空間だからこそお伝えできるリアルな情報を受け取るにはぜひサポートメンバー登録をご検討ください。
美白コスメの真骨頂なるか
これまでの美白コスメの多くは、「メラニンの生成を抑える」という一点に集中していた。通常、シミが作られるメカニズムにおいてはまず先に、紫外線が肌に当たると、肌内部に存在するメラノサイトという組織が刺激を受け、「メラニンを作れ」という信号が送られる。
この次の段階の要となるのが、チロシナーゼという酵素。チロシナーゼは、まるでシェフのように、材料(チロシン)をどんどん変化させ、最終的にメラニンを合成する役割を担う。このメラニンというのがいわゆる「シミ」の元である。
多美白成分というのは、メラニンが作られる前の工程、つまりこのチロシナーゼの働きをいかに抑えることが核となるのだ。だが資生堂はさらに一歩先を行く。
というのも、メラニンを作らせないだけじゃ、シミは止まらない。 なぜなら、肌の中には「老化細胞」という厄介な存在がいて、シミの排出まで邪魔してくるからメラニンがどんどん溜まる。 さらにタチが悪いのは、周囲の健康な細胞まで巻き込んで足を引っ張るところ。
そこで資生堂が目をつけたのは、ミトコンドリア。 細胞のエネルギー工場とも呼ばれる存在で、ミトコンドリアの活性が低下すると、細胞の代謝が落ち、老化が進行しやすくなるというメカニズム。
資生堂
さらにシミ部位のミトコンドリア代謝が明確に低下していることを世界で初めて可視化(1)。 その結果、細胞の老化が進むことで、シミが「できる」だけでなく「広がる」という悪循環が見えてきた。
今回のHAKUリニューアルでは、この負のスパイラルを断ち切るために、以下の成分が処方に加えられている。
-
トラネキサム酸
-
4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)
-
グリチルリチン酸ジカリウム
これらは、細胞のエネルギー代謝を促進し、老化細胞の悪影響を抑制することで、 「メラニン生成→炎症の継続→シミの拡大」という連鎖を遮断する設計になっている。つまり、HAKUは「ただメラニンを止める」から「そもそも肌の機能を整える」へと進化した。美白=シミ止め、という時代はもう終わり。 HAKUは、美白とアンチエイジングのハイブリッド型へと変貌を遂げた。
まとめ
シミの元となるチロシナーゼを、4MSKが抑制。 同時に、紫外線による炎症から生じるプラスミンの働きをブロックし、メラノサイトの活性化を防ぐのがトラネキサム酸。
この2つを組み合わせることで、「メラニンの生成」と「炎症による刺激」という2方向からシミの発生をブロックする、Wのアプローチが実現。
さらに、グリチルリチン酸ジカリウムが炎症を鎮め、細胞のエネルギー代謝を高めることで、「シミができる → 炎症が続く → シミが広がる」という負のスパイラルを断ち切る処方設計に。
まさに、メラニン生成の抑制・炎症制御・代謝促進という3つの軸が連携した、ハイブリッド美白コスメと言える仕上がり。
これが現在のHAKUの答えであり、資生堂の美白研究の「いま」でもある。