最高!買わないと損、なベストコスメ2025:スキンケア前編

今年発売したもの・初めて使ったものの中から私的ベスト7を選出。その前編。
ななな 2025.12.10
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今年発売されたスキンケアアイテムといえば、全くの新しい新発売!というものももちろんあるが、むしろ目立っていたのは「リニューアルでパワーアップ」した名品たち。

ひと昔はリニューアルといえば、「パッケージが変わった」「テクスチャーが少しよくなった」程度のマイナーチェンジが主流。今年はその進化の深さがまったく違う。処方も構造もアップデートされており、もはや中身が別物になった、といっても過言では無いレベルの完成度。その中でも特に印象的だったベスコスを、二部に分けて紹介していきたい。

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化粧水にしておくのが勿体無い

資生堂

資生堂

私たち消費者は、エリクシールのハリ弾力研究についてもう少し知っておくべきだ。まだ私がスキンケア初心者時代出会った頃、ドラックストアでよく見かけたエリクシールのイメージといえば、「つや玉」をやたら推している=つやが出るほどしっとり系のエイジングケアコスメなんだろうな程度。

石田ゆり子がモデルということからも、40代以降がターゲット層?私にはまだ少し早い。割と高めであるし。というぼんやりとした印象もあって、自然と己の選択肢から外していたのが正直なところ。

だが近年、さまざまなコスメを分析する上で分かったのが、エリクシールの研究力は凄まじく、成分・処方はデパコスレベルであるというのに、これがドラッグストアで手に取れる良心的な価格帯であること。その矛盾に気づいたとき、 私の中のイメージは大きく変わった。エイジングが顕著に出始める年齢層の為のブランドというよりも、私を含む30代前後から使い始めるべき未来の肌への投資材料だったのだと。

コラーゲン研究40年の、結晶

資生堂

資生堂

そしてこの夏、リニューアル発売されたのがエリクシールの中でも「ハリ・弾力」に特化した化粧水。

これまでのスキンケアでは、「ハリを出すには、ハリの元となるコラーゲンをいかに肌でつくるか」が主なアプローチが要となっていた。だがエリクシールが今回着目したのが、どれだけ肌のコラーゲンを増やしたとて、年齢共に・またその質が悪ければすぐに分解されてしまう。つまりイタチごっことなり、本当の意味での肌のハリは蓄積されないのでは?という盲点。

だから、コラーゲンを単に作るのではなく、その質を強化し育成するという発想が必要不可欠。その為にこの度独自複合搭載された成分が「コラジェネシス」である。

コラジェネシスは、ただ肌に「コラーゲンをつくる指令」を出すのではなく、肌が本来持つ育てる力と守る力を目覚めさせる、新発想の成分。コラジェネシスに含まれる植物由来成分(シャクヤク・ミシマサイコなど)は、肌に穏やかに寄り添いながら、コラーゲン分解酵素の働きを抑えるアプローチを採用。

資生堂

資生堂

さらにその裏付けとして資生堂が近年取り組んでいるのが、「マクロファージによるコラーゲン育成」という免疫学的な視点。

2025年に発表された最新の研究では、免疫細胞「M2マクロファージ」が、線維芽細胞に働きかけて、コラーゲン線維を太く・丈夫に育てる役割を持つことが明らかにされた。加えて、「セイヨウバラ抽出液」がM2マクロファージの分化を促進するという新知見も得られている。

つまりこれは、ハリを作って終わりではなく、質まで見据えて、積み重ねるという視点の元に誕生した価値ある水だ。これが40年の研究が導いたエリクシールの答え。

さらに秀逸な浸透技術

資生堂

資生堂

さらに今回は、「いかに深く届けるか」という「浸透技術」にも着目。 そこで新たに採用されたのが、導入促進技術「浸透型イオンCP」。 この成分は、肌の細胞間脂質の一部と置き換わることで、 保湿成分を角層のすみずみまで効率よく運ぶという仕組みを実現。

この処方は、2024年 IFSCCで受賞という快挙を達成。 IFSCC(国際化粧品技術者会連盟)は、化粧品業界のオリンピックとも呼ばれる、世界で最も権威ある化粧品科学の学会のこと。 世界中の研究者たちが競うこの舞台で、日本発の技術が高く評価されたことは、まさに世界が認めた証でもある。

まとめ

正直このコラジェネシスという成分と浸透技術の組み合わせだけで、万超えの美容液が1本作れてもおかしくないレベル。

それをあえてドラッグストア価格の化粧水に落とし込み、毎日たっぷり使うことで肌にとってより良い効果をもたらそうぜ、という目先の利益だけでなく、使い続けた先の「成功体験」を重視した思想が素晴らしい。さらに今回は、エリクシールの化粧水では珍しいアルコールフリー処方を採用。 敏感肌ユーザーにもやさしく、エイジングケアを始めたい全世代にフィットする1本にもなっている。これが三千円台で手に取れる時代。

賛否あるが個人的には讃えたい

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