ナイアシンアミド配合、だけではもう古い─話題のシワ改善美容液について考察の回

シワ改善に美白、さらに刺激も少なく、低コストのコスメにも配合されることの多いナイアシンアミド。 その有用性についてはもはや語るまでもないが、問題は「ナイアシンアミドが入っているから効果がある」と短絡的に評価されがちな点にある。
さらに言えば、かつては“プラスα”の価値として扱われていたナイアシンアミドも、いまや多くの製品に当たり前のように配合されるようになった。つまり、“入っていること”自体は、もはや珍しくも目新しくもない。
実際には、同じナイアシンアミド配合の製品でも、処方設計や配合濃度、浸透技術によって体感や効果には大きな差が生まれる。さらに言えば、レチノールやビタミンCといった他の有効成分と比べたときに、ナイアシンアミドをあえて選ぶべき理由が本当にあるのか? という問いも残る。
今回はそうした観点から、話題のシワ改善美容液について考察する。“成分の有無”ではなく、“どのように効かせる設計なのか”に焦点を当てて、その実力を徹底解説していきたい。
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