“意味があるようで意味がない”UVアイテム

「日焼け止めは毎日塗ってるはず・さらに塗り直しているはずなのに、なぜか焼けた気がする」 「塗り直しているが、ちゃんとUV効果を発揮できているのか不安」
このような疑問が、紫外線が気になり始める今の季節になると必ず浮上してくる。皮膚科学の世界では、「日焼け止めは朝に一度塗っただけでは不十分であり、数時間おきに塗り直すことで紫外線対策が確実になる」とされている。
しかし、その正論は、現実のライフスタイルとかけ離れているように思える。朝きれいに仕上げたメイクの上にさらに日焼け止めを重ねるのは、事実上、化粧を崩すことを受け入れるという意味にほかならない。
毎年この季節になると、この“塗り直し問題”は再燃するが、いまだ明確な答えは出ていない。私たちは今年もなお、その疑問の渦中に漂っている。
その状況の中で、各コスメブランドは「手軽に、メイクを崩さず使える」といった塗り直し用アイテムを続々と市場に投入している。あたかもそれが“解決策”であるかのように。しかしながら、それらの多くは単に「塗った気になる」だけで、実際の効果に対する不安を完全に拭い去るものではない。
今週は、「実は意味がないUVアイテム」を。そして来週は、「2025年版・日焼け止めの塗り直し問題をどうする」というテーマで、私たちに最適な方法を見出すためのUV特集としたい。
買わなくていいもの。やらなくていいものでは、おすすめ!ばかりで溢れかえる美容情報の中で日々、取捨選択に手を焼く私たちが自分のお肌に本当に必要もの・不必要なものを棲み分け最終的に自分のお肌に合った化粧品に辿り着けるよう、自身の経験と成分知識を元に、逆に買わなくていいもの。やらなくていいこと・に焦点を当てた記事をお届けしています。
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