BBクリームは何が良い？酸化亜鉛フリーのBBクリームを徹底比較

今回お届けするのは、サポートメンバー様限定のスレッド機能にて頂いた酸化亜鉛フリーのBBクリームについて知りたい！DIORのプレステージのBBって実際どう？といった内容についてお届け。

巷でも特に人気のマキアージュ、インテグレート、無印良品、DIORの4種のUVクリームを実際に取り上げ以下の流れで解説。

• BBクリームの定義とは？

• メリット・デメリットは？

• BBクリーム4種の比較

• 結論、どれがいい？選び方は？

現在、サポートメンバー様限定のスレッド機能ではスキンケアでのお悩みやこの化粧品について知りたい！などの疑問やご質問を募集しています。気になることがあればスレッドへぜひ書き込んでみて下さい。

買わなくていいもの。やらなくていいものでは、おすすめ！ばかりで溢れかえる美容情報の中で日々、取捨選択に手を焼く私たちが自分のお肌に本当に必要もの・不必要なものを棲み分け最終的に自分のお肌に合った化粧品に辿り着けるよう、自身の経験と成分知識を元に、逆に買わなくていいもの。やらなくていいこと・に焦点を当てた記事をお届けしています。

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BBクリームとは、「Blemish Balm」または「Beauty Balm」の略で、肌のトーンを均一にし、カバー力を持ちながらも自然な仕上がりを提供するクリームのこと。基本的には、美容液や日焼け止め・化粧下地・ファンデーションなどが一つになったオールインワンアイテムで化粧水後の使用を促しているものが多い。

もともとは1960年代にドイツの皮膚科医がレーザー治療後の肌の回復を助けるために開発したもので、その後韓国で人気を博し、現在では世界中で求められているアイテムの一つ。

特に近年では、忙しい日常を生き抜く私たちの煩わしいメイク時間を省略したい、という需要に見事にマッチし、時短コスメという立ち位置で再びBBクリームがブームとなっている。

BBクリームのメリットは、化粧水後にこれ一つでベースメイクがほぼ完成するという「手軽さ」、さらにファンデーションよりも素肌に近いナチュラルな仕上がりで、化粧下地よりも優れたカバー力を持つ絶妙な仕上がりを簡単に作れるのが大きなメリット。

ただメリットばかりではなくデメリットももちろん存在し、正直なところ自分はこのデメリットが受け入れられない為にBBクリームはあまり得意ではなかった。

デメリットの一つが「崩れやすさ」。美容液やクリームなどのスキンケア効果を盛り込んでいる故に保湿力が高いのがポイントで、保湿力が高い分、脂性肌などの皮脂の分泌が過剰な肌タイプは見事に崩れ・ヨレに発展。過去記事：機能をぶち込み過ぎるとこうなる　でも書いようにオールインワンタイプにするとどうしても化粧持ち・仕上がりが自身の経験上、下地やファンデーションを個別で重ねていった場合と比べて明らかに劣りやすい。

デメリットの二つ目が、「綺麗に塗れない問題」。乾燥を抱えている肌質は、キメが粗く角質層が乾いて剥がれやすい。BBクリームはカバー力が高く設定されている為であるのと、ミネラルタイプが多くを占める為に粉体成分の配合量が多く、どうしてもみずみずしさ、というよりも粉感故のまったり・もったりとした質感になる為に、これを乾燥気味の肌に塗るとキメの隙間に粉が溜まり均一に塗りずらくムラになりやすい。

また、毛穴が気になるような肌質は、粉が毛穴に入り込む・または、通常の日焼け止め下地なんかよりも保湿感の強いBBクリームが肌の上を滑ってしまい密着せずに毛穴落ちが勃発しやすい。

肌のきめが細かく水分量がしっかり担保されたようなお肌には綺麗にのりやすいが、肌トラブルを抱える肌にとってBBクリームは逆に汚く見えてしまうというデメリットも存在する。

今回、BBクリーム特集にて様々なBBクリームを久しぶりに試したが、結論を先に言うとあるアイテム以外は、やはり仕上がりが汚くなってしまい朝からクレンジングするという事態に陥った。

以前からBBクリームについて知りたいというお声を頂くことが多く、BBクリームの比較特集をやろうとは思っていたが個人的に前述した通り、BBクリームが苦手なせいもあって無意識に避けてきてしまったカテゴリである。今回リクエストを頂き、ようやくBBクリームと向き合うこととなった。