最高!買わないと損、なベストコスメ2024:下地編10選(1)
ベースメイクにおいて、ファンデやパウダー・コンシーラーなんかよりも仕上がりを大きく左右する下地が命だと思っている。
スキンケアアイテムとベースメイクアイテムの評価には大きな違いがある。美容液や化粧水、クリームといったスキンケア製品は、成分やテクスチャーの好みを超えた効果を実感するためには長期間使用する必要があり、それでもシミが薄くなった・シワが消えた等の目に見える結果が得られにくい為、効果を重視した評価を行おうとすると膨大な時間と労力を要する。よって成分構成とテクスチャーが評価の基準となることが多い。一方で、ベースメイクアイテムは使用した瞬間に一発で好きか嫌いかが判断できる潔さから、片っ端から試せるというのが利点である。
塗り心地、みずみずしさ、カバー力に仕上がり、自身の肌とシンクロしているか否かが見極めやすい、塗ってすぐに肌の美しさを評価できる分、地味なスキンケアに比べ喜びが倍増する。
そして肝心であるのが、下地はプチプラでも優秀なアイテムが掘り当てやすいという点。中にはデパコスに匹敵する仕上がり・使用感のものも珍しくない。その反面、ファンデは大枚はたけばはたくほど優秀アイテムに出会える確率が高まる。高品質なファンデーションをプチプラ価格帯で掘り当てることが難しく、当たり外れが多すぎる。だから私は下地がこの世のコスメカテゴリの中で一番好きなジャンルであり、今年も一つの顔に対して何十本もの下地を軒並み試してきた。その結果、2024年に初めて試した下地の中からこれだけは外せない、という推しを10本に絞り、ここで紹介したい。少し長くなるので、今週と来週とで計2日間に分けて5本ずつご紹介。ぜひ下地選びの参考に役立てていただければ幸いです。
買わなくていいもの。やらなくていいものでは、おすすめ!ばかりで溢れかえる美容情報の中で日々、取捨選択に手を焼く私たちが自分のお肌に本当に必要もの・不必要なものを棲み分け最終的に自分のお肌に合った化粧品に辿り着けるよう、自身の経験と成分知識を元に、逆に買わなくていいもの。やらなくていいこと・に焦点を当てた記事をお届けしています。
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インナードライの為の皮脂止め下地
shuuuemura
それはまさしく、シュウウエムラの「アンリミテッド マティファイング ポアレス プライマー」
皮脂を止めるだけでは役不足。私たちの肌は思った以上に複雑で、皮脂が出るのに乾燥しているという謎状態に悩まされている方が多すぎる。そんな肌にフィットするのがアンリミテッド マティファイング ポアレス プライマー。しっかり皮脂を止めてくれるのに、なぜだかパサつきにくい。絶妙な量の保湿成分が添加されており、皮脂をパシパシに止めると同時に乾燥を伴う多くの皮脂止め下地とはわけが違う。乾燥も生じてテカリも生じる現代人の肌にベストヒット。これだから、シュウウエムラは侮れない。基本的に皮脂止め系の下地って、完全に脂性肌に全振りしているものが多く、乾燥も気になるインナードライ肌は置いてけぼり、という印象。シュウウエムラのアンリミテッド マティファイング ポアレス プライマーは乾燥もテカリも気になるインナードライ肌の絶妙な要望にしっかり応えてくれる点において2024年ベスコス下地に相応すると判断した。
実は、シュウウエムラと同じ傘下のロレアルグループ、「メイベリン」にもこれと似たような下地が存在する。その名はフィットミープライマー。
meybelline
meybelline
驚く事にシュウのポアレスプライマーとベース成分は殆ど同じ構成、だからまず「テカリを抑える」素晴らしさを体験したい・コスパを重視したい、ならば千円台のメイベリンでも全然オーケー。だが、シュウウエムラと圧倒的に違うのは絶妙な「保湿加減」。
シュウウエムラの方が保湿成分のラインナップが豊富な為、カサつくのにテカる謎肌にフィットしやすい。その点メイベリンは脂性肌に全振りしておりシュウウエムラほどインナードライ肌への配慮が足りない。まあこの値段にしてはかなりの努力は感じるが。