無添加化粧品の理想と現実

「無添加化粧品」という言葉には、なぜか不思議と“安心感”がある。肌に優しそう、安全そう、敏感肌でも大丈夫そう——そんな幻想を与えてくれる、実に巧妙な魔法の言葉である。
けれど、ふと立ち止まって考えたことはないだろうか?「無添加って、そもそも何が“無”なの?」「無添加なら本当に肌に優しいのか?」と。
実のところ、「無添加」という表記には公的な定義が一切ない。つまり、何が無添加なのかは企業の裁量次第で、化粧品AとBで“無添加”の中身がまるで違う、なんてことはザラにある。なのに、“なんとなく安心”というイメージだけが、独り歩きしているのが現状だ。そんな“無添加”の言葉に潜む曖昧さと、肌にとってのリアルな影響を知っておくことは、コスメ選びにおいて決して無駄にはならない。
本記事でわかること:
-
無添加=低刺激とは限らない理由
-
防腐剤フリー製品のリスクと落とし穴
-
敏感肌が「無添加信仰」にハマると危うい理由
-
本当に自分の肌に合う化粧品を選ぶための実践的な視点
「買わなくていいもの・やらなくていいこと」では、美容情報の取捨選択に役立つリアルな知識を発信中。経験・成分・エビデンスをもとに、ムダな美容習慣を減らし、自分に合うケアを見極めるヒントをお届け。SNSでは語れない情報は、サポートメンバー限定で配信中!